自分の経験科目

経験があるから、自信を持ってスタートできる

どんなに強いハートの持ち主でも、数年ぶりに復職するというときには緊張します。それでも自分が経験したことのある科目への復帰であれば、気持ちの面でずいぶんとラクなはず。経験があれば仕事再開の前に「働いている自分」をイメージできるので、自信も湧いてきます。復帰を目指す看護師の中には「復帰したいけど、不安ではじめの一歩を踏み出せない」と断念してしまう人もたくさん。その反面経験科目で復帰するときには、以前に記憶・フル活用した病気や処方薬の知識を使えるので不安は少なく済みます。仕事から離れているときには思い出すこともなかった知識でも、研修や実践に入ると眠っていた知識が呼び起こされるので、安心して復帰できますよ。


大体の職場環境が把握できてるから始めやすい

経験科目に復帰することは、昔覚えた知識を使えるだけでなく職場環境をイメージできるのも良いところ。同一科目だから忙しくなる時期や外来診察・病棟での流れも、大きく変わりません。難をいえば、薬や医療機器は最新の物が導入されている可能性が高いこと。しかし医療機器は以前より簡単に操作できるように進化しているはずなので、苦手意識を持つ必要は全くありません。事前にこれだけ職場環境を把握できれば、働き始めてから起こりうるさまざまなことを想像することもできます。困りそうなことを事前に看護部長・師長・先輩に伝えておくなど、先回りして環境を整備することも可能です。復帰後の生活パターンも考えながら、働きやすい状況を自ら作ってしまいましょう。


面接でも強いアピールポイントに

「科目経験者が戦力になってくれる」というのは、病院にとってこんなに嬉しい話はありません。未経験の人を採用してイチから説明して育てるよりも、知識がある程度頭の中に入っている人物を現場に送り込んだ方が何かとラクなのです。研修やOJTも未経験の人よりも少なく済み、働いていた頃の感覚は少し動けば数珠繋ぎで呼び起こされるので有り難い存在となります。つまり同一科目での経験は、求職者が強くアピールできるポイントになるのです。面接では「○○科での看護経験」「知識がある」ことを上手にアピールすることが大切。心が折れそうな意地悪な質問をされるケースもありますがが、自分の経験に自信を持ってアピールしていきましょう。


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