教育サポート体制は?

復職研修・OJT研修、プリセプター

看護師の復職研修は、さまざまな機関で実施されています。都道府県によっては福祉保健局や看護協会で、就業先が決まっていない人を対象に最新医療の講義、採血・注射の実習など仕事復帰するに当たって必要な研修をしてくれます。復職研修を設けている病院では、2・3日かけて病院・看護部の紹介や講義、実習、病院で導入している医療機器の取り扱いレクチャーなどのプログラムで行うことが多いようです。その後は、OJT研修を通して看護師としての感覚を取り戻していきます。プリセプターが付いてくれる職場は、確認しながらお仕事を進められるので、安心感がありますよ。なお、病院によっては復職研修がなく最初からOJT研修を行うケースがあることも覚えておきましょう。


年下の先輩に叱られるジレンマ

ブランクが長い場合には、入職した職場に「年下の先輩」がいるケースがよくあります。考えられるのは、手取り足取りお仕事を教えてもらうプリセプターがその年下の先輩になること。以前にも教えてもらったことが頭に入っていなくて怒られたり、仕事でモタついて怒られたりすることもあるでしょう。そのときは反省しつつも、何とも言えない思いを抱えることがあります。職場では先輩でも人生においては後輩ですから、悶々とした気持ち・ジレンマを感じてしまうのも仕方ありません。割り切れない思いがありながらも、無理矢理にでも割り切ることが必要です。年下でも先輩は先輩なので言葉遣いは敬語、お仕事を教えてくれる相手として敬う気持ちを持っていきましょう。


病院の規模によって差がある!教育サポート

看護師教育については、病院によって大きく異なります。先に述べた復職研修やOJT研修、プリセプターなども病院ごとで内容が違うのです。分かりやすくお伝えすると、病院の規模によって変わってくると言う事。総合病院や大学病院などの大きな病院では、教育サポートが充実しているところが多いです。入職時だけでなく2年目・3年目・主任などの役職者への研修など、看護師のスキルや役職に合わせた研修を実施しているケースが目立ちます。中小規模の病院でよくあるのは、日本看護協会をはじめとした外部機関で研修を実施するケースや院内でOJT研修だけを実施するケース。キャリアの方向性を決めた人や勉強は自分で決めてやりたいという方には、中小規模の病院が向いているかもしれません。


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