出産後の復職

日勤で復職したママナース・Bさん

都内にお住まいのBさんは、出産のために総合病院を退職。非常に忙しく育児休暇が取りにくい病院だったので、やむなく退職の道を選びました。
前職の病院では、毎日が慌しく、人手が足りない時は看護部だけでなく職場全体がピリピリ。育休が取れない事もなかったのですが、長いお休みを取る事で他の看護師に申し訳ないという気持ちがありました。また、復帰しても子どもの体調不良や行事で、突発的に休む機会が増えるもの。育休も取りづらい今の病院では、子育てと両立するのは無理だと考え、出産から1年後、日勤のクリニックに復職を決めました。
クリニックは患者さんの数が比較的落ち着いている事が多いです。日勤のみの仕事なので、夜勤もなく、体調面でも負担なく働けるのが大きなメリットといえます。


家庭との両立がしやすいクリニック

Bさんの朝は、1歳半になるお子さんと一緒に起きる事から始まります。クリニックの近くに託児所があるので、お子さんを預けてから出勤。仕事中にお子さんの具合が悪くなっても、すぐに駆けつけられるので安心です。残業もほぼナシで、帰りには決まった時間にお子さんを迎えに行き、一緒に帰宅します。土日は家族で一緒にお出かけするのが何よりの楽しみです。
日勤の魅力は、やはり育児との両立がしやすい事。今までの病院は日勤と夜勤が入り混じり、休日も不規則でした。復帰後もこの働き方では、子どもと過ごす時間が少なくなる…と考えたBさん。日勤を選んだ事はBさんにとって正解だったようです。お子さんを寝かせた後は読書や映画鑑賞など、自分の時間もしっかり作れているようです。


ママナース同士で助け合い&子育て相談♪

日勤は、Bさんと同じママナースが働きやすい職場として人気です。同じ境遇の人が集まっているので、子どもの事も何かと相談もしやすいそうです。子どもの夜泣きにどう対応してるのか?子どもがわがままを言って託児所に行こうとしない時は?などなど、悩みは尽きません。ランチタイムはみんな子どもの話で持ちきりです。
また、子どもの具合が悪くなった時、周りが何かと気にかけてくれるのも嬉しいところ。「ここは大丈夫だから、早くお迎えに行ってあげて」優しい言葉に感謝しっぱなしです。Bさんも、先輩ナースが同じ状況になったら真っ先に声をかけるようにしています。
ナースである事、そしてママである事を分かち合える環境はありがたいものですね。


おすすめ記事ピックアップ

  • 福祉施設

    福祉施設

    ブランクを抱える多くのナースが悩む復職先。数ある職場の中でも、近年急速に需要が増えているのが福祉施設です。復職を目指すナースにとって、福祉施設とはどのような職場で、どんなメリットがあるのでしょうか?
  • 子育て支援の注意点!

    子育て支援の注意点!

    ママナースにとって決め手となるのが、病院が掲げる「子育て支援」。魅力的な支援に惹かれて入職を決めたものの、実際に働き始めたら現実とのギャップが…?見落としがちな子育て支援のカラクリを覗くことで、復職をより確かなものにしましょう。
  • ブランク10年でも経験が活かせた!

    ブランク10年でも経験が活かせた!

    看護の現場から離れ10年…不安でいっぱいだった看護師が復職に成功!社会復帰の後押しとなったのは、看護師という一生ものの資格。「私にできるのかな?」と尻込みしているナースさん達も、自信を持って復職を目指しましょう!