体調不良からの復職

療養後、福祉施設に復職したCさん

関西にお住まいのCさん。看護学校を出て以来、お世話になった病院で6年間がむしゃらに働いてきました。後輩もたくさんできて、病院内でもベテランナースとして皆から頼りにされる存在になりました。
しかし、「かっこ悪いところは見せられない、がんばらなくちゃ!」というプレッシャーから、Cさんはだんだん自分を追い込むように。次第に「夜中何度も目が覚めてしまう」「ヒソヒソ話が聞こえると、自分の事なんじゃないかと不安になってしまう」など体調やメンタルに影響が出始めました。
心配した看護師長のすすめで病院にかかってみたところ、Cさんはうつ病と診断されました。「まさか自分が?」と戸惑いましたが、周囲や家族の理解もあり、6年間勤めた病院を退職。1年間の充電期間を経て、復職先に選んだのは有料老人ホームの施設看護師でした。


病棟の忙しさとは違った穏やかな雰囲気

施設看護師に復帰したCさん。病院の慌しさがない、ゆっくりとした時間の流れにカルチャーショックを受けました。お仕事も看護師としての業務より、身体に触れながら症状や異常を判断するフィジカルアセスメントが中心。利用者さんと接する機会が増え、さらにお話をしたり一緒に歌ったり、いわゆる介護の分野に携わるような仕事内容です。
今まで病院をせわしなく走り回っていたCさんは、驚きとともに感動を覚えました。病院時代ではあまりの忙しさに、患者さん一人一人へのケアが単純作業になっているのを感じていました。また周囲のスタッフも自分の事に精一杯で、他のナースに構っていられないという余裕のない状況。自分がいかに過酷な状況で働いていたかを、Cさんは病院を出て初めて気づいたのです。


夜勤・残業ほぼなし!負担が少ない理想の職場

療養期間中もCさんの頭を巡っていたのは「復帰しても看護の仕事をしたい…」という事。看護師の転職サイトを見ていたら、「ナースの復職には施設がオススメ」とありました。特に、体調を崩した看護師さんには無理のない環境で働けるというのが人気の秘密のようでした。
確かに、施設は基本的に介護士が夜勤を行なうため、看護師は日勤のみ。土日もお休みなので、一般企業とほとんど同じ勤務体制というのが特徴です。さらに施設の中でも有料老人ホームは自立した方が多いので、介護度がかなり低く、看護師らしい仕事といえば日々の健康管理。心身ともにゆとりを持って働けるようになりました。
施設系は、臨床経験があれば復職がしやすい職種です。Cさんは今までの経験を活かしながら、新たなステージで日々頑張っています。


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