療養・精神など
医療行為が少ないから、ブランク明けでも安心
療養病棟や精神科医療の現場は、ブランクのある看護師さんにオススメです。理由は何といっても、急性期病棟と比べて医療行為が少ないこと。以前は急性期病棟でバリバリ働いていたとしても、ブランクがあると「最新医療についていけていないのでは?」「医療行為への自信が持てない」といった不安をどうしても持ってしまいます。自信のある人なんていませんから。療養と精神は採血をはじめとした診療の補助もありますが、それよりも生活上の介助の方がウェイトが高い現場です。場数を踏みながら不安を取り除き、医療現場の感覚を少しずつ取り戻していけば大丈夫。患者さんの悩みや不安を聞くという行為もとても重要なファクターなので、家族を支える主婦としての経験を発揮できるメリットもありますよ。
せかされずに、自分のペースで働ける
療養病棟や精神科で働く最大のメリットが、自分のペースで働けること。毎日次々に患者さんが来て、注射・点滴・検査など分単位でスケジュールが決まっている急性期病棟とは時間の流れ方が違います。もちろん注射・点滴・検査などはどちらの職場もありますが、こなす数に大きな差があるのです。診療の補助よりも生活の介助の方に重きを置いているので、毎日の仕事を予測しながら働くことができます。「今日は○○さんと△△さんのフォローを中心にスケジュールを組み立てよう」「今日はこの作業をメインにもってこよう」など、自分で計画を立てられる日も多くあるのです。自分である程度仕事をコントロールできれば、気持ちの面でも余裕が生まれ、ストレス軽減に繋がります。
残業少なめでプライベートも確保
日本看護協会の調査によると、看護師の5%近くの人が過労死危険レベルとされる月60時間以上の残業を実施、30時間を越える人は20%を超えます。そんな過酷な状況で働く人が多いので、残業が少ない職場(一般的には療養や精神)は人気が高まるのです。もちろん病院によって異なるので、入職前に確認してくださいね。療養や精神などでは多くの場合、計画した1日のスケジュールを予定通りにできる日が多く、残業になる日が少ないのです。プライベートをしっかり確保できるので、心と生活リズムがおのずと安定。気持ちに余裕が生まれれば、プライベートタイムで家事や育児をして家庭生活を円満にすることも、習い事をすること可能です。日々の生活が自然と豊かになっていく良い流れが出来上がります。
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